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Kafuu photo and diary.

自然と共に生きている男の写真だったり日記だったり。

「白景」を撮りに行くまでっていう話。

旅のこと

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Twitterのトップを飾っているこの「白景」という写真。これ中央アルプスの稜線で撮った一枚なんですけど「この写真を撮りに行くまでの道のりを記事にしますっ!詐欺」をして早7か月…。マジでそろそろ書こうと思います。うん。

「今夏なのに去年の冬の事、書くんかい!!」って思うでしょ?わかりますわかります。まぁいいじゃない!!人間だもの!!(?)

 

今回登ったルート

さてさて今回登ったのは桂小場~将棊頭山のルート。今じゃ中央アルプスはロープウェイが開通して、かなりアクセスしやすくなっていますが、一昔前はこの長い道のりを皆さん歩いていたんですって。

クラシックルートと呼ばれているこのルートは、ざっくり以下の様な感じ。

www.yamakei-online.com

 

【AM 4:40 登山開始】

昨年は雪が少ないと言われてはいましたが、登山道がどの様な状況になっているのか不明だったので、早めにアプローチを開始。まだまだ真っ暗な森の中です。

フォロワーさんが「アナモタズ(冬眠をしなかった凶暴なクマ)に気を付けて!!」とか言うもんだから、ちょっとした物音にも「ファッ!?!?」っとビビりながら歩く。この時、初めてピッケルを護身用として装備しました(笑)

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【AM5:30 標高1600m付近】

この辺りから徐々に雪が積もってきました。アイゼンを装着する程でもなかったですが、多分雪道を歩き慣れていない人は苦戦するんだろうな…。(尚、私は雪国育ち)

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【AM6:00 標高1700m付近】

やっとこさ日が昇ってきました。アナモタズにビビりまくっていた私は「おぉ偉大なる太陽よ……ありがたやありがたや……」っと太古の人々が言うようなセリフを呟いていました。多分今なら「太陽先輩、チーッス!!」くらいなノリです。

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【AM6:30 馬返し】

緩やかな登山道が終わり、岩と急斜面ゾーンへ。まぁ「確かにこんな道だったら流石の馬も返るわな」っという道が始まります。ちょっとこの辺から帰りたい気分。

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【AM7:00 大樽避難到小屋

最初の休憩ポイントに到着。空もすっかり明るく……

この辺りから一気に雪深くなってきたので、気合いを入れ直してアイゼン装着!!あとおにぎりが美味かった事を鮮明に覚えてます(笑)

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【AM7:30 胸突き八丁】

夏場に何度も登っているこの桂小場ルートなんですが、何回登ってもここが一番嫌いです。傾斜はきつくなるし、岩場が続くので一気に疲労が貯まります。息もきれぎれなので、まさに「胸突き」。

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あっそれでですね。この辺りで1回思いっきりズボォ!!っと腰くらい新雪にはまりまして。

「もうこんなのヤダっ!!私帰るっ!!!」ってデート中にケンカして帰ろうとする彼女みたいになりました。よく耐えた俺。うんうん。

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【AM9:30 胸突きの頭】

難関の終わりに到着。正直、胸突八丁~胸突の頭までほとんど記憶がない(笑) 本当に無心で登っていたみたいです……。この辺りまで来れば後はちょっと登って稜線歩きです。

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んで稜線付近の森をずんずん進みます。

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そして森を抜けると……そこは別世界でした。

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【AM10:00 将棊頭山付近】

当初の目的だった将棊頭山まで行こうと思ったんですが、予定が大幅に遅れていた為、ここでストップ。それでもこの光景だったので暫く見惚れていました。

自分の呼吸と鼓動と風の音しか聞こえない真っ白な空間。

ちょっと前まで「何でわざわざ危険な冬山行くかな~」っと批判的な目で登山者を見ていましたが、この時気持ちがわかりました。この光景は一生に一度は見ておくべき。

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っと冒険記はこんなもんですかね?初の単独行だった訳ですが色々と勉強になりました。次は雪山テント泊…いややめておこう。多分死ぬwww

でもアラサーになった今でもこういった冒険は続けて行きたいですね。そこで撮れた写真なんかを皆さんにお届けできればと思っています。カフーでございました